プラセンタの基礎知識

肌質、年齢を問わないプラセンタパワー

プラセンタは、乾燥肌、荒れ肌、脂性肌など、肌質を選ばず有効に働きます。これは、プラセンタの大きな特長である「調節作用」によるものです。

調節作用とは、水分と脂分のバランスを常に正常に保つ作用のことで、水分が足りなければ水分を、脂分が足りなければ脂分を補充し、逆に過剰であれば抑制します。臨機応変に、お肌をいい状態に保ってくれるのです。

さらに、プラセンタは細胞の新陳代謝を促すので、トラブル肌の根源であるターンオーバーの乱れを整えます。壊れた組織を修復する力もあるので、外部からの刺激で壊れた角質を元に戻すように働いてくれます。


ニキビ肌とプラセンタ

ニキビとは、まず毛穴に皮脂や角質が詰まり、そこにアクネ菌が繁殖し酸化され、毛穴の周囲に炎症を起こし悪化した状態をいいます。アクネ菌はどんな人の皮膚にも存在する菌ですが、この菌の分泌するコプロポルフィリンという物質に紫外線があたると、活性酸素が作られます。この活性酸素が毛穴に詰まった皮脂を酸化してできた過酸化脂質などが、毛穴の周囲の細胞を刺激して炎症を起こします。さらにニキビの炎症が進むと、雑菌を退治しようと、免疫システムが働きます。しかし、この免疫システムは雑菌だけでなく周囲の組織まで攻撃してしまうこともあり、それがニキビ跡として残ってしまうのです。

思春期のニキビは、この時期にホルモンバランスが崩れることが主な原因です。男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れると、角質層の増殖が促されます。その影響で、角質が毛穴に入り込んで、毛穴の出口を狭くするため皮脂が詰まってしまうのです。
最近は20~30代でも、ストレスなどが引き金でホルモンバランスを崩し、角質層が厚くなり、ニキビができる人が少なくありません。医学的には、吹出物とニキビの区別はなく、すべてニキビ (尋常性座瘡) といい、年齢を問わず発症するものです。

ニキビへの特効薬は現時点では発見されていませんが、プラセンタには以下のような作用があります。

・活性酸素除去作用(老化や病気の原因である活性酸素を取り除く)

・抗炎症作用

・免疫賦活作用(雑菌・病気に対する、抵抗力・免疫力をたかめる)

・ホルモンバランスを整える作用

これらの作用が、ニキビの原因を緩和したり、症状を軽減したりすると言えます。
 

また、プラセンタはニキビ跡にも有効的と言われています。

ニキビ跡ができる原因の炎症の悪化を抑制しますし、肉芽(傷が治るときにできる増殖力に優れた組織)の形成促進作用や、壊れた組織の修復促進作用などにより、ニキビ跡をキレイにするうえで効力を発揮します。


小ジワとプラセンタ

小じわができやすくなるのは、表皮のもっとも外側の角質層の、保水能力や皮脂の分泌などが低下して乾燥するときです。

健康な肌は、角質層の中の水分・皮脂・自然保湿因子のバランスが整っています。これらのバランスが崩れると、うるおいを失ってガサガサに乾燥したり、逆に脂っぽくなったりします。これらのバランスを整えることが、小じわを防ぐのに重要です。

プラセンタには、これら三つのバランスを整え、乾燥した肌を予防・改善する効果があります。プラセンタの調節作用によるものです。角質層に水分を十分に補給して保湿を調整するとともに、組織代謝促進作用により皮脂の分泌を正常に戻してくれます。その結果、プラセンタは小じわを目立たなくしたり消したりするのに有効だと言われています。


深いシワやタルミとプラセンタ

浅いシワは表皮で作られますが、深いシワはその奥にある真皮で作られます。

真皮の組織は、膠原線維のコラーゲンが格子状に配置され、弾力線維のエラスチンがコラーゲンにコイル状に巻きついてジョイントし、ヒアルロン酸などが水分をたっぷり抱え込んで弾力のあるゼリー状の組織になってその空間を埋めています。これらが、肌の柔軟性や弾力性を保っています。

コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は、線維芽細胞で作られるため、線維芽細胞の活発な新陳代謝こそが、真皮の若々しさの源となります。線維芽細胞は、年齢を重ねるのに伴い、衰えていきます。その結果、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少した肌は、柔軟性や弾力性を失い、深いシワやタルミができやすくなってしますのです。


深いシワやタルミを予防・改善するには、新たにコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸そのものを補給することも考えられます。しかし、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸は分子が大きく、真皮に浸透することができないのです(コラーゲンやヒアルロン酸などは皮膚の表面で水分を保持する働きがあり、表皮からの水分の蒸発を防ぐので、効果がないというわけではありません。)

真皮まで浸透する物質としては、脂溶性ビタミン (ビタミンA・D・E・Kなど)、ステロイド、そしてプラセンタが挙げられます。プラセンタには、成長因子の一種である「FGF(線維芽細胞増殖因子)」が含まれており、線維芽細胞の増殖を活発にし、修復・再生を促します。線維芽細胞が活性化することで、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の量を増やし、肌の柔軟性や弾力性を取り戻します。

さらに、プラセンタには性酸素を減少させる活性酸素除去作用、新陳代謝を促す血行促進作用や組織代謝促進、皮膚組織の呼吸促進作用などがあります。これらの機能が、深いシワやタルミを目立たなくさせるのです。


シミとプラセンタ

シミは、黒褐色の色素「メラニン」が皮膚に沈着して出来るものです。皮膚は表皮と真皮の2重構造になっており、その下の皮下組織と結合しています。

肌が紫外線を浴びると、基底層に点在するメラノサイトという色素細胞が刺激され、このメラノサイトの中にあるチロシナーゼという酵素が働き、メラニン色素がつくられます。

この働きは、本来真皮以下の組織を紫外線から守る生体防御の一つです。普通は、メラニン色素は絶えず作り出され、表面まで押し上げられ、はがれ落ちてゆくサイクルがあるので、一定のバランスを保っています。

しかし、メラニン色素が過剰につくられたり、メラニン色素がなかなかはがれ落ちなかったりして、メラニン色素が特定のところに居座ってしまったようになることがあります。これがシミです。

プラセンタは、表皮及び真皮のメラニン色素の生成を抑えるとともに、メラニン色素を含む細胞の排出を促す作用を発揮します。

メラニン色素の過剰生産は、紫外線をたくさん浴び、表皮細胞に発生した活性酸素が炎症を引き起こすことにあります。これに対し、プラセンタは活性酸素を除去したり、炎症を抑えたりする作用があります。

また、プラセンタの新陳代謝を高める作用は、細胞のターンオーバー(肌の生まれ変わり)を促進し、居座っているメラニン色素を含む細胞を排出します。結果、シミが薄くなったり消えたりといった効果が見られるのです。

真皮にまで沈着したシミはなかなか取れにくいものですが、プラセンタには血行促進作用があります。この作用が、真皮の新陳代謝を高め、メラニン色素の排出を促します。

このように、プラセンタはメラニン色素の生成を抑えるとともに、メラニン色素を含む細胞の排出を促進するため、シミの予防や改善に効果的といえるのです。

さらに、色素沈着を防ぐプラセンタの作用は、シミだけでなく、美白にも効果的といえます。